おい相棒!大親友!

更新日:3月11日

光が届かない海の底にいるかのような、そんな出来事だった。


3ヶ月前の今日、この時間、 僕は親友が入院している病院へと車を飛ばしていた。

自分はどんな時でも冷静だと思っていたけれど、そんなことは全くなかった。

ハンドルを握る手の感覚は鈍く、アクセルペダルを踏み潰すように走っていた。


病室に駆け込むと、友達は口を開けたままベッドで寝ていた。

僕の感情は一気に崩壊した。


前日の同じころ、ベッド脇に座る僕の手をたぐり寄せると、あいつは力一杯僕の手を握りしめた。

どこにあんな力がどこに残っていたのか...

振り絞った最後の力は、まだ僕の手の中に残されている。


重ねられた動